元日ハムヘッドコーチ白井さんの講演会

メンタルコーチングという本を数年前に買いました。
メンタルトレーニングのことが書いてあり、
がんばっているのに結果が出ないチームを見事優勝に導くまでの
過程が書かれていてとてもおもしろく読みました。


著者の白井一幸さんが近くまで講演にこられたので息子を誘って
出かけました。
身ぶり手ぶりを交え時折演台から離れ
バッティングや守備の格好をしてくれるなど
汗だくになってのお話をみているだけでも楽しめた1時間30分でした。

印象に残ったのは全力を尽くすことにつきる、と
強調されていたことです。
指導者としてはそこからぶれないことが大切だ、と。
体、心、頭、準備、それぞれに全力を尽くそうとおっしゃっていました。
体は1塁まで全力で走る、というようなこと。
心はあきらめずに最後までやりきるというようなこと。
頭は情報を収集し、目標を明確にすること。
準備は道具の手入れやグラウンド整備、ウオーミングアップをしっかりやるというようなことです。
なかでも準備を強調されていました。


普段から日本シリーズで勝利が決まる最後の一球だと思って丁寧に
慎重にノックを受ける、送球する。
そのことを意識させるために日ハムではノックの最初の一球を
エラーすると練習が終わってしまうそうです。
この一球をミスしないために準備から全力を尽くすチームに生まれ変わったそうです。それが06・07の連覇につながった、と。
毎日が日本シリーズのような緊迫感の中で彼らは練習しています。


こういうことを続けていれば物事をながさなくなりますよね。
プロでも雑にやっつけ仕事をするのですから
子どもならなおさらでしょう。
また努力と結果を結びつけないことも重要だそうです。
このことについては改めてアップします。

著書を紹介しておきます。興味があればお読みください。
おすすめします。

メンタル・コーチング 潜在能力を最高に発揮させるたったひとつの方法

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