二枚舌

職員会議…なにか、秘密めいて聞こえます。
子供のころ、職員会議と聞くたびに
なにか秘密の話を先生たちがしているような気がしていました。
出たことがないので、確かめることはできませんが、
本当に秘密にしなくてはならない、子供たちの個人情報のほかは
むしろ公開すべき内容のこともあるように思います。
たとえば学校の教育方針などです。
ところが非公開の会議で話し合われるために、
保護者にはどんな意見が出たのかがわかりません。


見ることができるのは
明るい小学校、などという省エネ時代に逆行するような、
見飽きたスローガンばかりです。
計測できる数値ではないし、期限も定まっていないので、
評価できるものではありません。


問題なのは、職員会議で決まったことを、
担任するクラスに帰り、
「わたしは会議で決まったことには反対だけど、
決まったことだから、みんなはまもろうね」と話す教師がいるのです。
一人や二人ではありません。


子供は混乱するはずです。そして担任の先生を信じるはずです。
結果として、足並みのそろわない学校になっていきます。
自己中心的な子供が増えます。
保護者にとってはダブルスタンダード、に見えます。
第一この先生のやっていることは公平ではない。
やり口としてはかなりダーティーです。
でもこんな先生がいるのも事実なのです。