コンプレックス

チームは相変わらずです。
格下相手のときはとことん強いけれど、
少しでも強く向かってくるチームには競り負けてしまいます。


あるコーチは試合中にベンチから選手をののしり、
次のクオーターでこの選手を引っ込めました。
罰や見せしめのようでした。


すべての選手は失敗したら同じような目に遭うと思ったことでしょう。


我がチームでは、新しい技に挑戦する選手がいません。


失敗が怖いからです。あるコーチがベンチからあざけるからです。
子供が失敗した瞬間、
体育館中に響くほど大きなため息をつきます。
「はーーーーーっ!」
このコーチは自分のチームが弱そうに見えるそうです。
弱そうに見えるからと言って、保護者に過剰なほど選手の世話を
させます。自分の荷物すら運ばせないのです。
そのほうが過保護で弱そうに見えると思いますが……。


コーチがいないとき、選手たちはアップなどして過ごしますが、
下級生に対する、いじめやからかいの温床になっています。
ストレスを下級生いじめで発散しているのです。


救いはキャプテンや下級生の中に
まじめに練習に取り組む子がいることです。
わが子もこの中に入ってくれています。


がんばれ。おじさんは味方だぞ。